12/14

2016

「まさかの2度目のカジノ延長。国会攻防続く」


こんばんは。今、参議院本会議が終わりました。
このあと衆議院で攻防が続きます。

カジノ法案をめぐって会期末まで混乱は続いています。
衆院でわずか5時間の審議で、かつ強行採決で送られたことに、参院側では与野党を超えて「おかしい」「もっと審議すべきだった」という声がありました。参院では衆院の3倍の時間の審議を行い、論点が明らかになるにつれ、国民からも不安が広がりました。
民進党はそもそも反対を決めていたのですが、昨日、与党側からも修正が提示され、依存症対策の明示と見直し規定を入れて、衆院に再送付されることになりました。もちろん反対しました。カジノ法案は実質賭博解禁法です。日本の刑法185・186条には明確に賭博が禁止されています。この違法性阻却事由も明らかではありません。

会期をあと1日に控え、まさか、カジノ法案で会期延長をするとは考えられませんでしたが、先ほど与党が3日間の会期延長を表明しました。まさかの議員立法でのカジノ延長です。数の力のない野党は、あらゆる手を尽くして自民党の数の横暴に対抗しています。

年金カット法案も本当に出来の悪い法案です。物価が上がっても賃金が下がれば年金が下がる仕組みが導入されており、年金受給者の生活保障機能が失われる恐れがあります。また、政府は将来世代の年金水準を確保するとしていますが、その論拠は曖昧です。政府は今後ナント100年間、賃金が上がり続けるという試算を出しています。賃金が上がり続けるならば、この法律は必要ありません。論理矛盾です。まさに、その場しのぎの年金カット法です。100年安心だったのではないでしょうか?
参院の審議で、何とか、現実の物価変動、賃金変動に即した、まともな試算を年内に提出することを政府が言及しました。採決は甚だ不本意ですが、数の力で押し切られることになりました。

この臨時国会は、数の力のなさを痛感するとともに、安倍政権による強行採決が常態化したものとなりました。外交案件も課題山積ですが、安倍外交が順調にいっているようには見えません。日ロ首脳会談も注視が必要です。

昨日、沖縄の名護の海岸でオスプレイが不時着した報道が流れました。映像を見れば、オスプレイは大破しており、「不時着」という言葉のイメージとは程遠い状況です。「不時着」ではなく「墜落」の方が適切な表現なのではないでしょうか…。
沖縄の住民の皆様に被害がなかったことが何よりの救いです。

これから衆院の攻防がはじまります。


12/09

2016

「国会、そしてボクシング」


こんばんは。

本日、自民党が「ブレない、断固反対、ウソつかない」と選挙で公約にしていたTPP協定と関連11本の法律が参議院本会議で承認・成立しました。

○トランプ次期大統領がすでに承認しないことを表明しており、アメリカが参加しなければ、この協定が発効することはありません。
○関連する11本の法律もTPPが発効しない限り(1本を除き)、施行されません。

なぜ、承認も施行もされない見通しの協定と法律を長々と審議し、通すのでしょうか(衆議院では強行採決)。
こんなことは前代未聞であり、「いったい何なんだ?」という感じです。訳がわかりません。
来週は会期末を迎えますが、年金カット法案、カジノ法案と続きます。国会は波が高くなりそうです。

話題をガラッと変えますが、昨夜20時過ぎから、東京の後楽園ホールでボクシング「東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチ」が行われました。地元の京都府城陽市出身のチャンピオン・ 拳 四朗(けん しろう)選手
の初防衛戦でした。
拳 四朗選手の父親で、所属するBMBジムの寺地永会長とは長年の友人です。時間があれば、応援に行くようにしています。昨夜は、初防衛戦にもかかわらず、わずか3ラウンドでTKO勝ち。圧倒的な強さでエキサイティングな試合でした。これでプロ入り9戦9勝。こんなに強いのに拳 四朗選手は、普段はとてもはにかみやの好青年です。
来年には、いよいよ世界への期待がかかる素晴らしい選手です。がんばれ、ケンシロウ!


12/08

2016

「雑感」


こんにちは。
国会は延長され、あと1週間で閉会を迎えますが、それぞれの法案処理に関して異常な状態が続いています。

衆議院では、TPP承認(トランプ次期大統領が離脱表明したにもかかわらず)も年金カット法案もカジノ法案も、すべて強行採決で参議院に送付されました。
審議時間は、年金カット法案でわずか22時間、カジノ法案で驚くべきことに5時間という有様です。これは、法案に問題点があっても、反対の意見があっても、それを審議で明らかにせず、政府与党の数の力で問答無用にすべて押し切るということです。
言わば「国会の審議はいらない」ということに他なりません。

安保法制でむき出しにされた安倍政権の姿勢が常態化しています。
三権分立における立法府の存在がないがしろにされています。

昨日の党首討論でも、蓮舫代表はカジノ法案の問題点、強引かつご都合主義的な議員立法の扱い等々、鋭く迫りましたが、総理は聞かれたことに答えず、長い答弁(時間稼ぎ)を繰り返しました。

議会とは何の為にあるのか?数さえあれば何をやっても許されるのか?
民主主義の根幹が、立憲主義とともにこわれかけています。


11/10

2016

「何のための強行採決?」


こんばんは。
アメリカ議会では、共和党のマコネル上院院内総務は、さっそく、TPPの承認について「今年法案が提出されることは確実にない」と表明しました。

それにも関わらず、先ほど、衆院本会議でTPPが強行に採決されました。
経費をつかってまで会期を延長して、今国会でむりやりTPPを承認しようというのでしょうか。
全く意味が分かりません。


11/09

2016

「アメリカ大統領選挙」


こんばんは。
先ほど、アメリカ大統領選挙の結果が判明しました。
大方の予想を覆し、トランプ候補が次期大統領に当選しました。アメリカ国民の選択ですので、真摯に受け止めたいと思います。しかし、正直言って、やや驚きました。

永田町でもアメリカ大統領選挙の話題で持ちきりです。
そんな中、与党は明日の衆議院本会議をまた強行で開会を決めました。議題はナントTPPです。
トランプ次期大統領は「TPPから離脱する」とずっと表明してきています。その大統領選挙の翌日に、TPPを強行で採決するというのは、外交的には、相手側の意向とは全く逆目の意向を日本が表明することになります。非常に問題であり、また度重なる強行採決にも非常に違和感があります。
何の強行採決かさっぱりわかりません。メンツとか惰性でやるものではありません。

さらには、TPP対策だといって、補正予算で「TPP対策予算」を計上しています。この問題についても、政府を問いたださなければいけません。
私たちは、TPPの強行採決よりもそれ以前に、予算委員会を開いて、この状況をどのように捉えているのか等々、外交課題について国会内で安倍総理の考えを質すことがまず優先だと考えます。

あわてて首相補佐官をワシントンに送るという報道も出ていますが、あまり格好のいい対応とは言えません。
パリ協定、核兵器禁止条約等々、外交案件のちぐはぐさが目立ちます。


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