09/11

2015

「参院安保特別委員会報告21日目。総理に3度目の質問。公聴会の公募95人中法案反対95人賛成ゼロ。」


こんばんは。
東北・関東地方で大雨による被害が続いています。引き続きの早急な救援活動・捜索活動をがんばっていただきたいです。

総理出席、テレビ中継ありで安保法制特別委員会が開かれ、私も質問に立ちました。

前回の質疑で委員長預かりとなっていた自衛隊員の安全確保について、私の質問の前に総理から政府内で整理した答弁がありましたが、自らの答弁の修正も、国民への陳謝もなく、取り繕った内容を強弁するばかりでした。
過去に一度も安全確保に関する規定であると説明したことがない条項を示したり、有事において安全確保を法的義務とする等、全く答弁が破綻していました。改めて、安保法制の一本である米軍等行動関連措置法案には、「明確に定め、全ての法案にこの原則を貫徹」「法案の中に忠実に、かつ明確に盛り込まれた」と総理がずっと答弁してきたような自衛隊員の安全確保の規定がないことが明らかになりました。
つまり、これまで「自衛隊のリスクは減る」「安全を確保しなければ後方支援はしない」等々、総理は明らかに誤ったメッセージを国民に与えつづけてきたということです。

また、今回の法改正で、発進準備中の戦闘機への給油や弾薬の輸送など、後方支援の内容を拡大しました。このことも「武力行使の一体化」という違憲の疑いの濃いものです。この拡大が、我が国が攻撃された場合に後方支援を行っている第三国に対する自衛権の行使が制限され、自国防衛を十分にできなくなってしまっていることについても追及しました。
過去の政府答弁との矛盾を明示し、日本が行う後方支援を「武力行使の一体化ではない」と説明をする帳尻を合わせるために、答弁が変わったということを指摘。この事例を通じて、先日の大森 元内閣法制局長官の参考
人質疑で明らかになった、発進準備中の戦闘機への給油や弾薬の提供は、武力行使の一体化の典型、まさに憲法違反だということを明示しました。
政府は「シームレスな法制」と言っていますが、地球の裏側まで後方支援をできるようにすることで、自国防衛を犠牲にしていることが明らかになりました。

今日の審議の模様は、参院審議ネット中継からご覧ください。

総理の答弁をかばうために、他の法的安定性を担う答弁で繕い、これまで個別的自衛権の行使ができたものもできなくする安保法制…日本の安保、統治の法的安定性の根幹を揺るがすものでこんな法案は絶対認められません。
委員会の運営を巡っては、我々の要望通り地方公聴会を16日に開催することとなりました。それ以降の日程はまだ何も決まっていません。

一方、遺憾ながら9月15日に強行採決が行われた中央公聴会ですが、公述人の公募が締め切られました。公募に応募した方々の人数は95人。この10年間の公聴会の公述人の応募数の最多は17人でした。「95人」がいかに大きな数字かおわかりいただけると思います。
そして、何よりニュースは、その95人のこの法案への賛否はナント反対が95、賛成がゼロということです。応募者全員が反対という前代未聞の公募となりました。
次回の委員会は、14日9時から終日、再度、総理出席・テレビ中継ありの集中審議を行います。

さて、今週末、2本のテレビ番組に出演することになりました。
詳細は以下の通りです。お時間のある方はご覧ください。

◆BS朝日「激論!クロスファイア」
9月12日(土)10:00~10:55
テーマ「参議院安保法制特別委 場外戦」
http://www.bs-asahi.co.jp/crossfire/

◆フジテレビ「新報道2001」
9月13日(日)7:30~8:55
テーマ「安保関連法制」
http://www.fujitv.co.jp/shin2001/


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