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2012

第180国会 参議院 本会議 2012年8月3日


○福山哲郎君 ただいま議題となりました条約四件につきまして、外交防衛委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
まず、欧州復興開発銀行設立協定の改正は、民主化及び市場指向型経済への移行を進める地中海の南部及び東部の諸国に対する国際協力を推進するため、欧州復興開発銀行の業務の地理的範囲をこれら諸国に拡大すること等について定めるものであります。
次に、偽造品取引防止協定は、知的財産権を侵害する物品の拡散を防止するため、民事上の執行、国境措置、刑事上の執行、デジタル環境における執行の分野において知的財産権に関する効果的な執行の枠組み等について定めるものであります。
次に、海上労働条約は、国際労働機関において採択された船員に関する既存の条約等を統合し、国際的に広く受け入れられるべき労働基準を設定するとともに、その実効性を高めるため、寄港国検査等の措置について定めるものであります。
最後に、千九百九十四年の関税貿易一般協定の譲許表第三十八表の修正及び訂正に関する確認書は、世界貿易機関設立協定に含まれている我が国の譲許表に関し、医薬品関連の関税撤廃の対象産品の見直しに伴う修正及び訂正を確認するものであります。
委員会におきましては、四件を一括して議題とし、欧州復興開発銀行の支援対象の中東・北アフリカ諸国への拡大の意義とこれら諸国における雇用創出等我が国の協力、偽造品取引防止協定を欧州議会が否決した理由と我が国の今後の取組、偽造品取引防止協定によるインターネットの利用規制強化に対する懸念とその対応、偽造品の拡散防止に向けた中国など協定締約国拡大のための外交努力、医薬品関連の関税撤廃について我が国の対応が毎回遅れる理由等について質疑が行われましたが、詳細は会議録によって御承知願います。
質疑を終え、順次採決の結果、四件はいずれも全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。