参議院重要事項調査で渡欧

2023/09/09 お知らせ

参議院重要事項調査で渡欧

参議院重要事項調査で9月3~9日まで渡欧。

通常国会で「国民生活・経済及び地方に関する調査会」の中間報告をまとめ、そのテーマに沿って海外情勢を調査。調査団は自民・上月、加田議員、公明・塩田議員、団長を私が務め4名。院事務局2名随行。

最初の訪問地・ストラスブールでは、欧州評議会事務局長・特別代表とウクライナ侵攻をめぐる諸情勢、特に大量の難民対策について会談。

その後、都市圏議会議長やストラスブール副市長、各担当者とコンパクトシティや交通政策等のヒアリングと意見交換。現場も視察。

パリでは内務省を訪問。地方行政、広域自治体、コミューン制度の説明を受ける。 続いて、全国家族手当金庫・国際関係アドバイザーとフランスの子育て支援政策、手当の種類、財源、交付方法等、幅広く意見交換。全国コミューン共同体連合代表とも面談。広域自治体の合併等を日本と比して議論。

日が変わって、パリ市内にある母子保護センターを視察。所長、職員から詳細な説明を受ける。妊婦、乳幼児、保護者を対象として、医療、健康、子育て支援のみならず、生活支援に及ぶワンストップサービスの状況を確認。フランスの出生率が先進国一高い要因をこの現場に見た気がした。

その後、ロンドンへ。 英文化・メディア・スポーツ省で「孤独対策担当」の政務次官と会談。 雇用年金省では「子ども対策担当」の政務次官と面会。英国の子ども、貧困対策について担当者から詳細な説明を受け議論。教育省でも最近新設された「チルドレンコミッショナー」及び担当者と意見交換。

翌日、ボグダン・チーバ・ギウカ医学博士から、世界的に注目される孤独対策としての「社会的処方」について英国の取り組みの説明を受け、現場も視察。 その後、ロンドン市内にある、子育て、健康支援、就労支援サービスの拠点「ファミリー・ハブ」を訪問、意見交換と現場視察を行う。

英仏の日本大使館には大変お世話になり、充実した調査にご助力を頂きました。又、時間の合間を縫って日本人会、商工会役員の皆様とも懇談の場を設けて頂き、現地の経済情勢、生活等に関して貴重なご意見を頂戴しました。感謝です。 報告書は作成中、参院議運委に提出予定。公開が前提です。