04/27
2012
「課題山積の永田町」
みなさん、こんにちは。
先週の両大臣の問責決議案が参議院で可決されて以降、国会は一部の委員会を除いて動かない状態が続いています。特に、自民党は審議に応じるつもりはないようで、今日の本会議での新型インフルエンザ対策特措法の採決も欠席されました。
一方、小泉政権以降、課題になっていた郵政民営化の問題について、4社体制化、金融子会社株式処分の努力規定化、ユニバーサルサービス確保の郵政民営化改革法案がようやく参議院で今日可決され、成立しました。こちらは議員立法なので自民党は出席されるという、非常にわかりにくい対応をされています。
長年の間、郵政民営化で翻弄された郵便局並びに関係者の皆さんのご苦労とご努力に敬意を表します。
本日、米軍再編の日米合意が発表されました。
他方、先週から、原子力発電所の再稼働について、関西電力や政府の主張している電力需給の逼迫度の信頼性について、多くのところで議論がなされています。僕も経済産業省の総合資源エネ調・基本問題委員会を傍聴したり、党内の原発事故収束PTやエネルギーPT等に出席したりと、この問題に関して継続して注視を続けています。
そんな中、本日、再生可能エネルギーの固定価格買取制度の買取価格と期間の案が、調達価格等算定委員会で決定されました。例えば、太陽光発電では10kW以上のもので20年間42円という、今後の普及拡大に期待できる価格設定をまとめられたことを歓迎します。このことは、脱原発依存のロードマップを考えることに欠かせない大きなポイントです。これを機に、社会インフラとしての再生可能エネルギーが一層広まることを願っています。
また、昨日は小沢元代表の裁判があり、無罪判決となりました。司法の判断に対して政治が評価するのは控えたいと思いますが、2年間、日本の政界を揺るがした問題が一区切りついたということです。
一方で、社会保障と税の一体改革の特別委員会の設置が衆議院で決まり、来月中旬から審議が始まることになりました。日本の将来のために必要な改革案を何として与野党協力の下でまとめていきたいと考えています。
この10日間ほど大変多くの課題が表出し、忙しい日々を過ごしました。
さて、テレビ出演のお知らせです。
本日4月27日の夜中に、テレビ朝日系「朝まで生テレビ」に出演します。
今回は、放送25周年記念スペシャルということで、沖縄のスタジオで「日本の安全保障とアジアの平和」をテーマに様々な課題について討論を行います。
今年は、沖縄返還から40年、日米安全保障条約発効から60年にあたります。
お時間があればご覧ください。詳細は以下の通りです。
◆テレビ朝日「朝まで生テレビ」
<日時> 4月27日(金)25:25~28:25
(4月28日(土)1:25~4:25)
<内容> 日本の安全保障とアジアの平和
https://www.tv-asahi.co.jp/asanama/