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2006

第164国会 参議院 本会議 2006年5月10日


鳥獣保護法案審議 委員長報告

○議長
鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、委員長の報告を求めます。環境委員長福山哲郎君。
○福山哲郎君
ただいま議題となりました法律案につきまして、環境委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
本法律案は、近年、シカやイノシシなどの鳥獣が地域的に増加し、農林水産業や生態系に深刻な被害を与えている一方、鳥獣の生息環境の悪化などにより地域的に鳥獣の個体数が減少している事例や、国内で違法捕獲された鳥獣を輸入鳥獣と偽って飼養する例等が見られるため、狩猟規制を見直し、狩猟を活用した鳥獣の適切な保護管理を進め、鳥獣の保護施策の一層の推進を図ろうとするものであります。
委員会におきましては、鳥獣による農林水産業被害の現状、とらばさみなど危険なわなの規制の在り方、鳥獣保護管理に関する専門家の育成等について質疑が行われたほか、参考人からの意見聴取を行いましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
質疑を終了いたしましたところ、本法律案に対し、民主党・新緑風会の岡崎理事より、くくりわな及びとらばさみの禁止等を内容とする修正案が提出されました。
次いで、討論に入りましたところ、民主党・新緑風会を代表して大石委員より、原案に反対、修正案に賛成する旨の意見が述べられました。
討論を終わり、順次採決の結果、修正案は否決され、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、本法律案に対し附帯決議が付されております。
以上、御報告申し上げます。

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