10/02

2015

「平安女学院高校のチャレンジに拍手!」


こんにちは。

昨日の午後、地元京都に戻り、あるパネルディスカッションに出席するため、伝統ある平安女学院高等学校に向かいました。
そのパネルディスカッションとは、18歳選挙権解禁に伴う主権者教育の一環として、各政党から国会議員を招いて、それぞれの政策について在校の高校3年生101名を前にプレゼンテーションをするというものでした。各党からは自民党・ニノ湯参議院議員、公明党・竹内衆議院議員、共産党・倉林参議院議員、そして民主党からは私(福山)が参加しました。

2時間15分の長丁場ながら女子高生たちは真剣そのもの。
副校長先生のコーディーネートで、「各党のマニフェストの重点政策は?」「軽減税率の是非」「エネルギと原発再稼働」「安保法制」・・・ 等々と多岐にわたるテーマでディスカッションは展開しました。
各党のコメントの合間に生徒から質問が投げかけられます。延べで20人前後の生徒が発言しました。その積極性にも驚かされましたが、各生徒がしっかり準備されていることにも感心しました。

例えば、
◯憲法に、国際紛争を解決する手段として武力の行使は行わないと書いてあるのに、なぜ、今回の安保法制なのか?
◯読売と朝日を読み比べているが、どっちも全く論調が違う、何が正しいかわからない。
◯国民の意見が反映されないのはなぜか?
◯安保法案は戦争法案だとは思わない。日本が危ない時にしか適用されない、どうして戦争法案というのか?
◯いったい安倍さんは何がやりたいのか。
◯平和主義、人間主義の公明党に矛盾を感じた。
◯沖縄の基地は、他の県は拒否できるのに、なぜ沖縄は拒否できないのか?
◯なぜ、拉致問題は、自・公・民が、解決に努力すると言われているのに解決しないのか?共産党はなぜ言及がないのか。
等々、とても内容のあるやりとりでした。

この学校は、昨今、山岡景一郎理事長を先頭に大学改革を進め、メディア等にも数多く取り上げられています。
今回のパネルディスカッションも18歳選挙権解禁に先駆けて、とても意欲的なチャレンジのように思いました。全国でこういった試みが広がれば、と感じました。
学校関係者の皆様と参加してくれた生徒の皆さんに感謝します。


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