12/05

2013

「特定秘密保護法案、強行採決!」


参議院では、昨日から今日にかけて、与党の横暴な運営が極まっています。

民主党の内閣委員長と経済産業委員長の2委員長を、全く瑕疵がないのに、ムリヤリ解任決議案を提出し、解任してしまいました。常任委員長の解任は、過去に1度しか例がなく、それも、議院運営委員会の決定に反したためでした。瑕疵のない常任委員長の解任は憲政史上例がありません。
自分たちが気に入らない委員長は問答無用でやめさせる。こんな暴挙を目の当たりにし、怒りとともに、議会人として情けない思いでいっぱいでした。そんなくだらない採決に付き合い、今朝の4時まで本会議に出席することとなりました。

また、一日の流れが長いのでお伝えするのを忘れていましたが、昨日の午前中の総理への質疑に対して、たくさんの激励やFAX、メールをいただきました。ありがとうございます。

他方、今日も特別委員会は、またまた委員長が強行にセットし、理事会も協議中であったものを強行に打ち切り、委員会を始めました。
そして、16時08分、強行採決をおこないました。私は委員長席に歩み寄り、強く抗議しました。
理事・委員も委員長席に集まり、怒号と悲鳴の中、動議が出されたのか、採決されたのか、全く不明なまま、野党議員から詰め寄られ、委員長は与党議員に守られながら、逃げ出していきました。
連日、委員長と与党理事の傲慢で横暴な運営が繰り返されたにも関わらず、徹底審議を尽くすという思いのもと、全てをのみ込んで審議拒否することなく、質問にたってきましたが、協議すべき事項がまだ山ほどある中で、国民の不安と怒りも増す中で、ムリヤリの強行採決です。

衆議院では、4党修正案への審議はわずか2時間、閣法の審議を含めても約41時間の委員会審議でした。参議院ではたった21時間30分の審議です。
時間を経れば問題点がまだまだ出てくること、国民の声が大きくなっていることを恐れて、フタを横暴にも閉めてしまったのです。
この採決は到底認められるものではありません。


12/05

2013

特定秘密保護法案、強行採決!


参議院 国家安全保障特別委員会が開かれ、自民党議員の質問中、審議が打ち切られ、法案が強行に採決されました。
前日の委員会で総理の口から突然出てきた「保全監視委員会」「情報保全諮問会議」等の議論もほとんで行っていない状況での打ち切りです。
手続き的にも、内容的にも認められません。


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