10/09

2015

「論文掲載とテレビ出演のお知らせです」


こんばんは。

昨夜は、東京内で開催された「総がかり行動」の集会に出席し、民主党を代表して挨拶させていただきました。
会場には2000名近くの方々でギッシリ超満員、安保法制に反対する学者の会、日弁連、立憲デモクラシーの会、SEALDsなどから発言がありました。
私からは、改めて、この間の御礼を申し上げるとともに、引き続き協力してアベ政治との闘いを続けていくことを訴えました。

さて、今日は2件、お知らせです。

昨日、「世界」11月号(岩波書店)が発売されました。
11月号の概要はこちらです。
このメルマガでもお伝えしてきた、安保法制の国会審議の状況等の詳細を書いた拙稿が掲載されています。
ご購入いただき、ご笑覧いただければ幸いです。

また、今週末、テレビ出演します。
詳細は以下の通りです。お時間のある方はご覧ください。
◆読売テレビ「そこまで言って委員会NP
【日 時】 10月11日(日) 13:30~15:00
【テーマ】 秋の政局、安保法制etc.


10/02

2015

「平安女学院高校のチャレンジに拍手!」


こんにちは。

昨日の午後、地元京都に戻り、あるパネルディスカッションに出席するため、伝統ある平安女学院高等学校に向かいました。
そのパネルディスカッションとは、18歳選挙権解禁に伴う主権者教育の一環として、各政党から国会議員を招いて、それぞれの政策について在校の高校3年生101名を前にプレゼンテーションをするというものでした。各党からは自民党・ニノ湯参議院議員、公明党・竹内衆議院議員、共産党・倉林参議院議員、そして民主党からは私(福山)が参加しました。

2時間15分の長丁場ながら女子高生たちは真剣そのもの。
副校長先生のコーディーネートで、「各党のマニフェストの重点政策は?」「軽減税率の是非」「エネルギと原発再稼働」「安保法制」・・・ 等々と多岐にわたるテーマでディスカッションは展開しました。
各党のコメントの合間に生徒から質問が投げかけられます。延べで20人前後の生徒が発言しました。その積極性にも驚かされましたが、各生徒がしっかり準備されていることにも感心しました。

例えば、
◯憲法に、国際紛争を解決する手段として武力の行使は行わないと書いてあるのに、なぜ、今回の安保法制なのか?
◯読売と朝日を読み比べているが、どっちも全く論調が違う、何が正しいかわからない。
◯国民の意見が反映されないのはなぜか?
◯安保法案は戦争法案だとは思わない。日本が危ない時にしか適用されない、どうして戦争法案というのか?
◯いったい安倍さんは何がやりたいのか。
◯平和主義、人間主義の公明党に矛盾を感じた。
◯沖縄の基地は、他の県は拒否できるのに、なぜ沖縄は拒否できないのか?
◯なぜ、拉致問題は、自・公・民が、解決に努力すると言われているのに解決しないのか?共産党はなぜ言及がないのか。
等々、とても内容のあるやりとりでした。

この学校は、昨今、山岡景一郎理事長を先頭に大学改革を進め、メディア等にも数多く取り上げられています。
今回のパネルディスカッションも18歳選挙権解禁に先駆けて、とても意欲的なチャレンジのように思いました。全国でこういった試みが広がれば、と感じました。
学校関係者の皆様と参加してくれた生徒の皆さんに感謝します。


09/30

2015

「近況ならびに参院安保特別委員会報告9月16日以降分」


こんばんは。

先週の週末は、金曜日の夜、地元京都で、民主党と連合京都で安保法制反対の街頭演説会を共催。約500人が集まり、通行中の人も熱心に耳を傾けてくれました。前原さん、山井さん、泉さん、私も参加して、違憲立法と乱暴な強行採決に抗議の意を訴えました。

私はマイクを握った後、すぐに移動して大阪・梅田へ。SEALDs KANSAIの集会へ。梅田のヨドバシカメラの前には、なんと約4500人の方が大集結。すごい熱気で迎えられました。ここでも力いっぱい演説。多くの皆さんに声をかけていただきました。翌日に長野へ移動のため、上京。

26日は、民主党長野県連主催の街頭演説と安保反対の大集会に参加。
長野県連の代表は、安保特別委員会でともに闘った北澤俊美元防衛相。ホテル内の会場は、予定をはるかに超えて超満員。入れない人が廊下にあふれ、756人の参加と発表がありました。細かい数字で王さんの本塁打数だなあととっさに思ってしまいました(笑)。
ここも熱気ムンムンで最後のガンバロウ三唱は、まるで選挙の決起集会のようでした。まだまだ、アベ政治を許さない、安保法案廃止への動きはとどまりません。

そんな中、正式な手続きなしに地方公聴会の議事録が、いつの間にか委員会議事録(未定稿)に添付されています。私は抗議していますが、参議院事務局は委員長判断だと、説明しています。
しかし、いったいいつ判断したのでしょうか。こちらは理事会を求めていましたが、結局、国会会期中に開催されませんでした。国会の会期が終わったので、すでに特別委員会はありません。言わば、超法規的に添付された、ということでしょうか。納得できません。そして、皮肉にも、この事が、委員会に地方公聴会報告がなされていない証左になっています。すなわち採決に瑕疵があることには変わりはありません。

さて、約2ケ月に及ぶ安保特別委員会の状況をこれまでご報告してきましたが、最終盤のところは、連日、夜を徹して、理事会室や本会議場にいたため、テツロー日記を書くことができませんでした。
少し遅くなりましたが、その間の簡潔な委員会報告を改めてお送りします。

* * *

さる16日は13時から、横浜での地方公聴会を開催しました。
野党側公述人である、東京大学名誉教授・前日本学術会議会長の広渡清吾さんや弁護士の水上貴央さんが、ともに今回の法案の違憲性を明快に陳述され、地方公聴会直後に採決するようなことはないように、とも釘を刺されました。
横浜ではデモに遭遇し、なかなか現場を離れられず、予定より少し遅れて、参議院に到着しました。

18時20分から再開された理事会では、同日の総理入りの締めくくり的総括質疑や採決をめぐり、緊迫したやりとりが続きました。理事会室前で与野党議員がもみ合う中、17日の午前3時を回っても膠着状態は変わりませんでした。
そこで、鴻池委員長と北沢筆頭、私が理事会室の隣室で協議を重ね、17日8時50分から、現状維持のまま理事会を再開することで一致し、ようやく4時過ぎに解散となりました。

翌朝、約束通り、理事会室に向かった野党議員に、いきなり、委員長の意向で看板を替えて、理事会の会場を委員会室に変えた、との連絡が入りました。だまし討ちに対して野党議員は怒り心頭で、委員長席に詰め寄って厳重に抗議し、大混乱に。9時45分頃、野党側として、委員長の不信任動議を提出しました。

13時から再開された委員会で、私が委員長不信任動議の趣旨説明を行いました。
原稿はありませんでしたが、約50分間、本法案の問題点、課題、審議の混乱等々について指摘しました。他の野党からの賛成討論が続き、不信任動議の採決まで3時間以上かかりました。

不信任動議が否決されたのち、鴻池委員長が復席直後、あの暴力的な強行「採決」が行われました。
マスコミは当初、野党議員が委員長席に駆け寄り、などと報じていましたが、明白な誤りです。最初に、20名余りが暴力的に駆け寄り、委員長をスクラムのように隠したのは、与党議員であり、しかも特別委員会のメンバーではありません。言語道断です。野党の議員が一方的に表決権を奪われたものであり、採決は不存在、無効であると考えています。

また、そうした混乱の中で、16日の地方公聴会の派遣報告が委員会でなされず、採決の前提となる要件に明らかに瑕疵があると言わざるを得ません。
違憲、二転三転する国会審議、全国に広がる反対の声、いろいろな思いを込めて、最後、本会議での反対討論をしました。

採決を認めることはできませんが、その本会議後、国会正門前で、小雨の中、声を枯らして反対を訴え続けていたSEALDsの奥田さんをはじめとするたくさんの人々の前で、悔しい思いを込めて挨拶をさせていただきました。本会議中、福山コールをしてくれていたと、その時、知りました。

これまでご報告してきた内容を含め、安保法制の審議状況等の詳細について、来月8日発売予定の『世界』11月号に掲載されることになりました。
現場にいた政治家として、拙文ながら何か残すべきと考えました。ご笑覧ください。


09/25

2015

「通常国会は閉会。闘いは続きます」


こんにちは。
27日の通常国会会期末を前に、本会議や各委員会の会期末手続きが行われました。

安倍政権は、史上最長の95日間の延長をしたものの、安保法制について国民の間に十分に納得、理解を進めることができませんでした。そもそもの違憲性、法案の内容の不備、二転三転する答弁等々は、これまでもお伝えしてきた通りですが、暴力的な強行採決もどきによって、より国民は怒りと闘い続ける思いを持たれたのではないでしょうか。
昨日から、自民党筆頭理事に対して、地方公聴会の取り扱いについて協議するために理事会を開催するべきだ、と何度も申し入れをしましたが、音沙汰なし。結果的には、今日をもって、特別委員会は存在しなくなるので、地方公聴会の委員会への報告は永久にされないことが確定しました。

地元京都に戻り、連休の間に何度か街頭演説をしましたが、これまででは考えられないような多くの皆さんから激励をいただきました。中には手を握りながら 「がんばってもらって、ありがとう」と言って下さる方もいて、こんなに有難いことはありません。
あの暴力的な強行採決後も、連日、各地でデモや集会が行われています。京都でも、高校生や女性団体をはじめ、様々な方々が法案成立への抗議デモをされていました。
国会閉会で終わりではありません。日本の立憲主義、平和主義、民主主義を取り戻す闘いを多くの皆さんとともに続けていきたいと思います。
私の事務所にも、引き続きたくさんのメールやFAXで激励をいただいています。心強く、本当に感謝です。

今日、午後には、岩上安身さんのIWJの緊急インタビューに出演しました。

このあと、夕方は京都に戻り、18時から京都駅前で連合京都と民主党の街頭活動に参加します。
その後、大阪に移動し、梅田ヨドバシ前でのSEALDs KANSAIの街頭活動に呼んでいただきました。もちろん参加する予定です。


09/19

2015

「参院安保特別委員会報告 最終日。悔しいです」


いま明け方4時です。
本当に悔しくて残念ですが、先ほど安保関連法案が可決されました。

一昨日の委員会での暴力的強行採決は野党の表決権を奪い、無効だと考えます。
さらに、その前日の地方公聴会の派遣報告が委員会でされておらず、採決の要件に明白な瑕疵があり、可決は到底認められるものではありません。
廃案に向かって、国会周辺はもとより、全国で声を上げてくださった皆さんに、心から感謝とお詫びを申し上げます。ご期待に添えず、力不足で申し訳ありません。

この3日ほど、夜を徹して、理事会室や本会議場にいたため、テツロー日記を書くことができませんでした。近々、しっかりとこの3日間に何が起こっていたのかを報告するつもりです。

一昨日の委員長不信任動議の趣旨説明、本会議場での法案への反対討論に対して、多くの激励をいただいたことに感謝します。これから再度、日本の立憲主義、平和主義、民主主義を取り戻す闘いをスタートさせなければなりません。
一昨日の暴力的強行採決と、本日の本会議を決して忘れることなく、多くの皆さんとともに闘いつづけていきたいと思います。

9月17日の委員会の様子はこちらから。
9月19日の本会議の様子はこちらから。


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