10/08

2014

「野党政策責任者会議」


こんばんは。今日も、参議院予算委員会での質疑が行われました。

夕方、各党にお声かけをして、国会内で野党政策責任者会議を開催しました。
会議では以下の3点を確認しました。
○毎週定例で開催すること
○主たる政策テーマごとに議論の場を設置すること
○各党の党内調整が終われば、10月10日(金)に「危険ドラッグ禁止法案」を全野党共同で提出すること

「危険ドラッグ禁止法案」については、使用者が国内約40万人に上ると言われるなかで、これ以上犠牲者を出さないためにも、一日でも早い規制が必要との考えで一致しました。
政策をベースとして国会論戦での各党との一層の協力関係を築きながら、政府・与党としっかり対峙して参ります。

また、今日、公表された、日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの再改定に向けた中間報告についてのコメントも出しました。
北東アジアの安全保障環境が変化するなか、政権担当時の経緯も含め、日米同盟が深化し、ガイドライン改定が議論されること自体は何ら否定するものではありません。
しかし、7月1日の閣議決定を受けて、新3要件等の下で歯止めがないことが先日の衆議院予算委員会の質疑でも明らかになっています。国民のなかにも不安が広がり、説明不足との声があがるなかでの今日の中間報告となりました。

焦点となっている集団的自衛権等にかかる日米協力のあり方については、これから策定される新ガイドラインで「詳述」すると記載されているだけで、その具体的な内容は全く明らかになっていません。国民に説明せず、またもや、先送りするものとなっています。
さらに、これまでは日本周辺での協力関係を規定してきましたが、周辺事態にとどまらず、グローバルな地球規模での支援が可能となっており、このことも国民の中に理解が広がっていません。
1997年に整備された現行のガイドラインは、あくまでも従前の憲法解釈の枠内において整備されたものであり、周辺事態法の整備はその後に行われることとなりました。しかし、今回は憲法解釈を変更して、ガイドラインを先に改定を行おうとするものであり、前回とは事情が異なっています。関連法案の整備が先送りされている状態では本末転倒です。

今後の改定作業を厳しく注視して参ります。


10/07

2014

「長い一日でした・・・」


まずは、日本人の3人の方々がノーベル物理学賞を受賞されたという嬉しいニュースが飛び込んできました。心からその業績に敬意を表し、お祝いを申し上げます。

今朝、全大臣出席、NHK生中継の中、参議院予算委員会が開かれました。昨日お知らせした通り、蓮舫議員の鋭い質問の後、ややプレッシャーを感じながら、私も質問に立ちました。
激励、応援をいただいた皆様に感謝申し上げます。

前半は、アベノミクス。
実質賃金が消費税引上げ前から14ヶ月連続で低下し、円安になっても輸出数量が伸びていないなかで、物価上昇の目標だけが掲げられても消費動向、景気が好転しないのではないかと指摘しました。よく総理は賃上げ率が過去15年で最高だと言及されますが、これは資本金10億円以上の主要314社の平均に過ぎません。27万社ある日本の企業の実態を正視すべきです。

あわせて、今国会の論点のひとつである労働者派遣法改正ともからめ、20歳代前半の約半数が非正規労働となっており、必要なスキルアップの機会を逸していることを質しました。こういった状況が続くほど、日本の中間層を壊していき、将来的に日本の経済、特に消費を安定的にする層をことごとくつぶしてしまっていることになります。

後半は、エネルギー問題を取り上げました。
原子力規制委員会が、原発の安全性を判断していないこと、再稼働の判断にはコミットしないことを改めて確認し、総理の「規制委員会の判断を尊重して再稼働」という発言の誤りを指摘しました。
また、IAEAの深層防護という考え方に照らしたとき、原子力規制委員会は、住民避難、いわゆる原子力防災については所管外であり、評価していないことを紹介しました。残念ながら現行制度では、周辺自治体の避難計画の内容について国が関与し、審査・評価する仕組みはありません。このことを原子力防災担当大臣が認めました。与野党関係なく、より安全な仕組みづくりをしていくことが必要だと総理に呼びかけましたが、積極的な答弁はありませんでした。

次に、九州電力による再生可能エネルギー発電の接続申込み回答保留について質問しました。約7万の事業者が保留とされ、投資計画や経営計画がストップし、事業継続が困難となるおそれが出てきています。同時期に回答保留を発表した東北電力に関しては、福島県は、県内で使われるエネルギー量に対する再生可能エネルギーの割合を2040年度までに100%まで引き上げる目標を掲げ、関連産業の育成・集積を通じた復興を進めています。原発被災地である福島県についても東北電力が回答保留の対象とするのは、配慮が足りないといわざるを得ません。この問題に対し、経産大臣からは公開の場で検討チームを開催し、年内に結論を出すという前向きな答弁がありました。民主党としても、エネルギー環境総合調査会の下に対策チームを設け、現地調査等を行っていく予定です。

ただ、設備容量ベースではあるものの、再生可能エネルギーだけで九州全土の電力需要をまかなえる日がありうるということは喜ばしいことではないでしょうか。全国で見れば、固定価格買取制度によってわずか2年で原発約15基分の発電量に相当する再生可能エネルギーが設備認定されています。
今すぐこれらが接続されるわけではありませんが、あと5~6年かかりながらもしっかりと接続していけば、その分だけ、高い化石燃料を買わずに済むので国富の流出を抑えることができ、CO2排出の抑制にも貢献し、地域でお金が回ります。そのためにも、与党が公約で掲げているように、あるいは政府のエネルギー基本計画にあるように、「再エネを最大限導入する」ことを絵にかいた餅ではなく、国がお金を投入してでも系統の強化に努めるべきであることを求めました。

なお、今日の日経新聞の夕刊に、日銀総裁の委員会出席に関する記事が出ていますが、やや誤解を招きかねないので、この間の経緯を明らかにしておきます。
私も証券会社の勤務経験があり、また内閣官房副長官を務めていた際に金融政策会合に出席したことがあるので、重要性を充分に認識しています。そのため、この日に日銀総裁に対応いただいていいのか、さらには予算委員会の開催を別の日にした方がいいのではないかということを、日銀側にも、また野党筆頭理事を通じて与党側にも何度も確認をしていました。
しかし、与党側からは、どうしてもこの日に開催したい、日銀総裁を出席させるとの回答しか返ってこなかったため、国会に来て頂いて御意見を拝聴したというのが実態です。

予算委員会の後、枝野幹事長とともに、来日中のラッセル米国国務次官補と面談をしました。民主党政権のときに日米関係をより深化させるためにご努力いただいたことに感謝し、現在の北東アジアの状況について意見交換をし、旧交を温めました。


10/06

2014

「明日、NHK生中継の予算委員会で質問します!」


こんばんは。

国会では、先週金曜と今日の2日間、衆議院予算委員会が開かれました。
枝野幸男幹事長や京都の前原誠司衆議院議員、山井衆議院議員らが質問に立ち、アベノミクスや集団的自衛権、労働者派遣法等々について、総理をはじめ関係大臣を厳しく追及されました。緊張感のあるいい議論だったと思います。

明日からは、論戦の舞台が参議院に移ります。
総理をはじめ全大臣が出席し、NHKの生中継がある中で、民主党は、トップバッターは蓮舫議員、私が2人目、トリは小川敏夫議員の3人が質問に立ちます。
いつもと同様、参議院のHPからも見ることができます。
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

今もまだ議員会館の事務所で準備を続けていますが、衆議院での各委員の質問をしっかりと受けとめつつ、政府の姿勢を質してまいります。
がんばります!

【参議院予算委員会】
NHKで生中継されます
日時:明日10月7日(火)
09:00~10:20メド 蓮舫 参議院議員
10:20~11:40メド 福山哲郎
11:40~11:54メド 小川敏夫 参議院議員
13:00~14:06メド 小川敏夫 参議院議員
※時間は若干ずれる場合があります。

質問内容(福山):
経済・金融情勢に対する認識について
集団的自衛権について
原発・再生可能エネルギー問題について 等


10/02

2014

「民主・維新党首会談」


こんばんは。

今日も、参議院本会議が開催され、総理所信に対する代表質問の2日目が行われました。
民主党からは2人の同僚議員より、アベノミクス、雇用・労働問題、集団的自衛権、外交姿勢等々について、総理を厳しく質しました。

本会議終了後、民主党と維新の党との党首会談が行われました。私も、代表、代表代行、幹事長、国対委員長、国対委員長代理とともに出席しました。
会談では、国会での共闘関係を緊密にしていくことが確認され、2幹・2国会談、2党政調会長間の定期協議の開催、危険ドラッグ禁止法案の今国会での成立、労働者派遣法改正案において協力することの3点について合意しました。

政調会長として、野党連携の一層の強化に努め、政府・与党にしっかりと対峙して参ります。


10/01

2014

「参議院でも本会議始まる」


こんばんは。

今日は、朝イチに、民主党私鉄交通政策議員懇談会の役員会に出席しました。
地方行政における交通政策の担い手が弱いこと、バス運転手の若い人材が不足していること、来年度関係予算の状況等々について、私鉄総連の役員の皆さんと意見交換しました。

その後、10時から本会議に出席しました。今日と明日の2日間、参議院でも総理所信に対する代表質問が行われます。
昼には、連合の集会に出席し、改めて、労働者保護ルールの改悪を阻止し、暮らしの底上げを実現していくことを確認し合いました。

午後には、党の国政選挙対策本部の第1回会合に出席しました。
先の通常国会からもうすぐ2年になることも念頭に置きながら、候補者の擁立と支援、各党との選挙協力等の課題について協議しました。国政選挙対策本部では事務総長代理を務めることとなりますが、政調会長としても各野党との関係をしっかり築いていきたいと思います。

毎日バタバタと過ごしています。


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